ノルバスクを一定期間飲んでる方は副腎の検査も

ノルバスクという薬品名は、高血圧で降圧剤を飲まれている方であれば聞き覚えがあるかもしれません。
この薬も降圧剤の一種で、高い血圧を下げるのに用いられます。
ですが、一定期間以上このノルバスクを飲んでいる方は、一度副腎ホルモンなどの検査を受診してみることをおすすめします。
何故かというと、高血圧症のうち、実に5%~20%を占めるとも言われている「原発性アルドステロン症」の可能性があるからです。
この病気は腎臓の上にある副腎という内分泌器官の異常で、アルドステロンというホルモンが通常よりも多く作られてしまいます。
こうして作られたアルドステロンが高血圧を引き起こしたり、脳心血管疾患のリスクとなる場合もあるのです。
原発性アルドステロン症は一般に治療抵抗性があり、3種類以上の降圧剤が必要な方もいます。
また、この病気は年齢などに有意差がないため、高血圧の方であれば誰でも罹患している可能性があります。
ですので、ノルバスクなどの降圧剤を一定期間以上服用している方は、副腎ホルモンなどの検査を受診し、治療した方がいいのです。
そして特筆すべき点は、原発性アルドステロン症は外科手術で治療可能だということです。
腹腔鏡下手術という開腹しない手術方法で対応可能な場合もあります。
手術を希望しないもしくはできない場合でも、現在は副作用の少ない特効薬が開発されていますので、その薬に切り替えるという選択肢があります。
原発性アルドステロン症はノルバスクのような降圧剤でも一定期間で血圧が正常化しますが、脳心血管疾患のリスクはなくなりません。
早めに副腎ホルモンの検査を受診し、治療を行うことが脳心血管疾患を予防する一番の方法です。