ノルバスク服用時は高い所での作業や運転には要注意

高血圧は平滑筋細胞が収縮することで起こり、収縮にはカルシウムイオンが流れ込むことが引き金となっています。そのためノルバスクはカルシウムイオンの通り道であるカルシウムチャンネルを防ぐことで、平滑筋細胞の収縮を抑え、血管を広げて血圧を下げる作用があります。高血圧の第一選択薬とされていますが、末梢血管の拡張以外にも心臓や脳、腎臓といった症状にも応用され、狭心症の治療にも使用されています。ノルバスクはカルシウム拮抗薬の中でも特に副作用が少ない薬とされ、足のむくみ、歯肉炎がまれに発生する程度とされています。またこのカルシウム拮抗薬など降圧剤の作用による副作用で、頭痛やめまい、ふらつきといった血流による問題が起こることがあります。特に血流の減少作用によって脳への流入量が減るため、ノルバスクの服用直後は、脳が睡眠状態に陥る前の生理現象と勘違いし、眠気や意識レベルの低下によって思考力が鈍化してしまいます。そのためノルバスク服用後は、注意力が散漫になったり判断力が鈍るなどが起こり、運転や高所作業時に正しい判断ができなくなるなど危険が伴います。治療薬の注意事項にも書かれている通り、ドライブや高い所での作業、危険を伴う機械の操作時は服用を抑えるか、十分な注意をする必要があります。ノルバスクの血中半減期は持続性があり、1日1回の投与で1日以上の効果が見込めるため、ドライブや作業の直前ではなく、数時間前には服用するといいでしょう。また重度の副作用によって食欲不振や吐き気以外にも、胸が痛んだり、失神、脈が異常に遅くなるなど血液障害の報告もあるため、体調が優れない時は服用するのを止めるか、すぐに受診するようにしましょう。